北海道の接骨院・整骨院M&A|売却相場と成功事例を紹介
北海道で接骨院・整骨院の売却や事業承継をお考えの院長様に向けて、本記事ではこのエリアのM&A市場の動向や売却価格の目安、実際に成立した事例を詳しくご紹介します。札幌の都市型案件から道東・道北の地域密着型案件まで、エリアによって市場環境が大きく異なる北海道ならではのM&A事情をぜひ参考にしてみてください。
北海道の接骨院業界の現状
北海道の接骨院・整骨院業界は、施術所数が全国でも上位クラスに達する大規模な市場ですが、「北海道全体」として一括りに捉えることが難しいのが最大の特徴です。札幌市に全体の約半数が集中する道央エリアでは都市型の激しい競争が繰り広げられている一方、道東や道北では競合が極めて少なく、地域独占を狙えるエリアも存在します。また、除雪作業による腰痛需要や農業・酪農従事者へのアプローチ、漁業従事者の身体的負荷、さらにはインバウンド需要など、エリアごとに全く異なる患者層と経営課題が存在します。こうした地域格差の大きさが、北海道のM&A市場においても立地によって案件の特性や価格評価が大きく変わる要因となっています。後継者不足や豪雪・感染症禍による経営難を背景に、地場グループによる再編や全国チェーンの北海道進出を目的とした買収など、他県にはない独自のM&Aの動きが活発に進んでいるのが現状です。
北海道で接骨院M&Aが増えている理由
札幌の競争激化で好立地の確保にM&Aが有効
道内の施術所の約半数が集中する札幌市では、好立地での新規開業が年々難しくなっています。ゼロから集客を積み上げるよりも、すでに患者基盤が整った院をM&Aで引き継ぐ方がリスクを抑えられると判断する買い手が増えており、都市型の競争環境がM&Aを後押ししています。
広大なエリアをカバーするドミナント戦略が進む
北海道は国土が広大なため、特定エリアに集中して出店するドミナント戦略が有効です。地場の大手グループが近隣の院をM&Aで取り込むことでエリア内のシェアを効率的に拡大しており、こうした地域密着型の経営統合が道内各地で進んでいます。
後継者不在による廃業を避けたい院長が増えている
北海道でも院長の高齢化と後継者不足は深刻で、地域医療を長年支えてきた院が後継者を見つけられないまま閉院するケースが増えています。廃業ではなく第三者へ院を託すM&Aが、地域の患者やスタッフを守る手段として選ばれるようになっています。
全国チェーンが北海道市場への参入を加速させている
本州の大手整骨院グループが北海道市場へのシェア拡大を目的に、地場の優良グループや個人院をM&Aで取得するケースが増えています。ゼロから出店するよりも既存の患者基盤とスタッフをまとめて引き継げるM&Aが、効率的な北海道進出の手段として活用されています。
有資格者の採用難がM&Aによる人材確保を促している
広大な北海道では、有資格者の採用が都市部以上に難しいエリアも少なくありません。M&Aによって経験豊富なスタッフごと院を引き継ぐことが、採用コストと時間を省きながら即戦力を確保できる手段として重視されており、人材不足の解消を目的としたM&Aが増えています。
接骨院M&Aの相場北海道
売却価格の算定方法
接骨院・整骨院の売却価格は、一般的に以下の計算式で求められます。
売却価格 = 時価純資産 + のれん代(営業権)
時価純資産とは、帳簿上の金額ではなく現時点の市場価値をもとに資産を評価し直し、そこから負債を差し引いた院の実質的な価値です。これに「のれん代」を上乗せして最終的な売却価格が決まります。
のれん代とは、立地の優位性・患者のリピート率・訪問先のネットワークなど、数字だけでは表しにくい院の強みを金額として評価したものです。算出の基準となるのは、役員報酬や私的経費を適切に調整した正常営業利益、または営業利益に減価償却費を加えたEBITDA(実際のキャッシュを生み出す力を示す指標)で、それぞれに以下の倍率をかけて算出します。
2〜3倍前後:院長やスタッフ個人への依存度が高い院
4〜5倍前後:仕組み化が進んでいる院、複数店舗を展開しているグループ院
ただし、有資格者の在籍状況・訪問先のネットワーク・保険請求の適正性など、北海道特有の個別事情によって最終的な価格は大きく変わります。自院の価値を正確に把握したい場合は、M&A専門家にバリュエーション(企業価値評価)を依頼することをおすすめします。
| 価格帯 | 案件の特徴 |
|---|---|
| 100万円未満 | 設備・内装の緊急居抜き譲渡、副業・手放し経営が可能な小規模サロンの案件 |
| 100万〜400万円程度 | 札幌市内の地域密着型整骨院・複合サロン、即営業可能な居抜き案件 |
| 900万〜1,500万円程度 | 複数店舗展開の整骨院グループ、有資格者在籍の訪問鍼灸事業、自走可能な体制が整った案件 |
| 2,000万円前後 | 複数店舗の黒字サロン、低固定費で自走できる仕組みが整った高収益案件 |
| 5,000万円以上 | 介護施設への訪問ネットワークが確立された大規模訪問マッサージ・鍼灸事業 |
立地が価格に与える影響
北海道のM&Aでは、エリアによって立地の評価軸が大きく異なります。札幌市内では駅近の好立地が集客力の裏付けとして高く評価され、都心部の路面店は希少性からのれん代に反映されやすい傾向があります。一方、道東・道北など郊外エリアでは「駅近かどうか」よりも、競合が少ない地域に位置しているかどうかや、訪問施術に対応できるエリアカバー力の方が評価の中心となります。また北海道特有の事情として、冬期の豪雪により高齢者が通院困難になるリスクがあるため、訪問事業との併用が可能な院や、患者が来やすいアクセス環境が整った立地は付加価値として評価されます。エリアと業態によって評価の視点が異なるだけに、自院の立地特性に合った強みを整理しておくことが重要です。
高値売却のために事前に取り組むべきこと
北海道のM&A市場で特に評価されるのは、オーナー不在でも院や事業が安定して回る仕組みが整っているかどうかです。店舗型であればマニュアルの整備や担当制の見直し、訪問型であれば担当スタッフが交代しても顧客が離れない体制づくりが評価額の向上に直結します。また、保険請求の適正性は買い手が最も厳しくチェックする項目のひとつです。請求内容にグレーな部分がないかを事前に確認し、クリーンな運営実績を積み上げておくことが信頼性の向上につながります。回数券の未消化分など帳簿に載りにくい債務も整理しておくことで、買い手が感じるリスクを軽減できます。こうした準備は経営が順調なうちに着手しておくことが、有利な条件での売却につながるでしょう。
北海道の接骨院M&A事例
北海道では訪問型事業が特に高く評価される傾向があり、有資格者の在籍数と顧客基盤の安定性が価格を大きく左右します。
【事例①】道北エリア・訪問鍼灸事業を福祉法人が買収
道北エリアで訪問鍼灸・マッサージ事業を展開していた院を、介護・福祉事業を手がける法人が買収した事例です。長年かけて構築した訪問先ネットワークと有資格者スタッフの在籍が高く評価されました。豪雪で通院が困難になる高齢者が多い地域特性上、訪問型サービスへの需要が安定していた点も買い手の判断を後押し。患者へのサービスを途切れさせたくないという院長の思いから第三者への譲渡を選び、円満な引き継ぎとなりました。
【事例②】道東エリア・競合不在の地域密着院を法人が取得
競合がほとんど存在しない道東エリアの農業地帯に位置する接骨院を、エリア拡大を目指す法人が取得した事例です。農業従事者を中心に農閑期の安定した来院数が確保されていた点が評価されました。後継者が見つからないまま年齢を重ねた院長が、地域医療の担い手を絶やしたくないという思いからM&Aを選択。競合不在エリアへの参入という希少な機会を活かし、地域のニーズに応えながら安定運営を継続しています。
【事例③】札幌市内・赤字院を地場グループが事業再生目的で買収
経営不振に陥っていた札幌市内の整骨院を、事業再生を得意とする地場グループが買収した事例です。収益は赤字でしたが、駅近の好立地と経験豊富な有資格者の在籍が評価されました。資金繰りに行き詰まり廃業を視野に入れ始めていた院長に、買い手との接点が生まれました。自社ノウハウの導入で収益改善が見込めると判断した買い手がスタッフの雇用を維持しながら経営立て直しを進めた、事業再生型の事例です。
ウェルネスM&Aの強み
① 接骨院・整骨院の専門知識に裏打ちされた支援
接骨院・整骨院のM&Aには、一般的なビジネス譲渡にはない業界固有の論点が数多く存在します。療養費制度の仕組みや柔道整復師法の規制、保健所への各種届け出など、業界を深く知るスタッフが一貫して対応することで、こうした見落としリスクを未然に防ぎます。院長が業界の前提から説明する手間なく、本題に集中して話し合える環境があります。
② 北海道エリアの市場を知り尽くしたネットワーク
札幌市内の都市型案件から、道東・道北の地域密着型案件、訪問事業まで、北海道特有の多様な案件ニーズに対応できる買い手候補を道内外に幅広く保有しています。本州の大手グループから北海道内で独立を目指す個人施術家まで、エリアと業態に応じた相手先を素早く見つけ出せる点が当社の強みです。
③ 成果が出るまで費用はゼロ。完全成功報酬で安心
相談から査定、マッチングまでのすべてのプロセスで費用は発生しません。報酬が生まれるのは、譲渡が正式に成立したときだけです。「まだ売ると決めていない」「北海道でどのくらいの価格がつくか知りたい」といった段階からでも、費用を気にせず動き出せる環境を整えています。
④ 「知られたくない」を守り抜く情報管理
売却の検討が院内に漏れると、スタッフの動揺や患者の離脱につながりかねません。ウェルネスM&Aでは秘密保持契約を前提にすべての情報を管理し、売却の意向が外部に伝わることのない仕組みを構築しています。北海道の広いエリアでも、地域のつながりが密な環境でも、情報漏洩のリスクを最小限に抑えながら安心して手続きを進めていただけます。
⑤ 契約後も続く、丁寧な引き継ぎサポート
譲渡契約の締結はゴールではなく通過点に過ぎません。スタッフの雇用条件の調整や、患者・従業員への説明対応など、新体制が安定して動き始めるまでの現場フォローを継続します。北海道では訪問事業の引き継ぎや、広域エリアをまたぐ複雑な案件も少なくありませんが、そうした案件にも対応できる体制を整え、最後まで責任を持って関わります。
まとめ
広大な土地を持ち、エリアによって市場環境が大きく異なる北海道では、M&Aを進めるうえで「どのエリアで、どんな買い手に、どう売るか」の判断が特に重要です。「そろそろ次のことを考えたい」と感じ始めたタイミングが、動き出す適切な時期かもしれません。
北海道で院の売却や事業承継をお考えの方は、ぜひウェルネスM&Aへお気軽にご連絡ください。秘密厳守・完全成功報酬の安心できる環境のもと、院長お一人おひとりの状況に合わせた最善のプランをご提案します。
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